【通関手続中で長い国ってどこ?】2回検査がある場合の理由と対策まとめ


「海外から商品を注文したけど、全然届かない…」
「通関手続き中って表示されたまま、何日も動かない」

こんな経験、ありませんか?
特に通関手続きが長い国では、2回の検査が入ることもあり、荷物の到着が大幅に遅れるケースも珍しくありません。

今回は、「通関手続中で時間がかかる国」と「なぜ2回通関検査があるのか」について詳しく解説し、遅延を避けるための具体的な対策を紹介します。


通関手続きとは?簡単におさらい

「通関手続き」とは、海外からモノを輸出・輸入する際に必要な税関での審査や検査の手続きのこと。
日本国内に届くすべての国際郵便や国際宅配便は、必ずこのプロセスを通ります。

具体的には、

  • 書類の確認(インボイスや内容品の詳細)

  • 関税の課税判断

  • 違法物品の有無チェック

といった審査が行われ、「OK」が出るとようやく配送に進みます。


【本題】通関手続きが長くなる国の特徴

実は、国によって通関にかかる時間が大きく異なります
中でも「通関手続中で長い」と感じられる国にはいくつかの共通点があります。

1. 発展途上国や制度が未整備の国

以下のような国では、税関手続きの仕組み自体が複雑、または人的作業に頼っているため、処理に時間がかかりやすい傾向があります。

  • インド

  • ブラジル

  • ナイジェリア

  • パキスタン

  • アルゼンチン

特にインドやブラジルは、二重通関(税関が2段階)物理検査率の高さにより、1週間〜数週間かかるケースも。

2. 書類不備に厳しい国

例えば、アメリカイギリスなどは比較的通関が早いとされますが、「インボイスの内容に誤り」や「品名が曖昧」だと通関保留や再検査が入ります。

この場合、**一度通関しても再度税関で止められる(二回検査)**ことも。


通関が2回行われる主な理由

1. 仕向地と経由地で別々の検査

国際配送では、途中で別の国を経由することもあります。例えば、

  • インド→ドバイ経由→日本

  • アルゼンチン→アメリカ経由→日本

このような場合、経由国での通関(トランジット通関)と、日本での最終通関がそれぞれ必要になるため、結果的に「2回の通関手続き」が行われます。

2. 初回通関後にトラブルが発覚するケース

  • 内容物が虚偽申告と疑われる

  • 商品価値に対する税率に不明点がある

  • 規制対象(医薬品・食品・知的財産権など)である可能性がある

このような場合、一度通関を終えた荷物が税関で再チェックされることがあり、非常に時間がかかります。


【実例】通関手続きが長くかかりやすい国ランキング(傾向)

これは経験則に基づく傾向であり、時期や内容により変動がありますが、一般的に次のような国が通関遅延のリスクが高いとされています。

国名 通関遅延の傾向 備考
インド ★★★★★ 二重チェックあり。検査率高め
ブラジル ★★★★★ 書類不備に非常に厳しい
ナイジェリア ★★★★☆ 手作業中心。タイミングで大幅遅延あり
アルゼンチン ★★★★☆ 経済不安定により審査が厳しい
パキスタン ★★★★☆ 荷物が止まりやすく、追跡困難

通関手続きが長くなるのを防ぐ対策5つ

1. インボイスは英語・明確・詳細に書く

「gift」や「sample」だけではなく、「cotton T-shirt(綿のTシャツ)」のように具体的な品名・素材・数量・価格を正確に記載するのがポイント。

2. 禁止・規制品を事前にチェック

国によってはサプリメント・電子機器・化粧品などが輸入制限を受けていることがあります。輸出前に確認を。

3. DHLやFedExなど信頼できる配送業者を使う

配送業者によっては通関対応のサポート体制が強く、通関保留が起きにくい傾向があります。

4. 荷物の追跡番号を活用し、動きが止まったら問い合わせる

「通関手続き中で止まっている」状態が数日続く場合、配送業者やカスタマーサポートに早めに連絡しましょう。放置すると長期保留されることも。

5. 国ごとの“通関に強い輸入代行業者”を活用する

国によっては、日本側の代行業者が通関をスムーズに通してくれるケースもあります。リスクが高い国とのやり取りでは選択肢に入れておくと安心です。


まとめ:国ごとの通関事情を理解して、トラブルを未然に防ごう

国際配送では、通関手続きが長い国があることを理解しておくことが大切です。

  • 通関2回のケースも珍しくない

  • 発展途上国や法制度の違いが原因になりやすい

  • 書類不備や申告ミスも遅延の大きな要因

時間とコストのロスを避けるためにも、出荷前にしっかり確認し、配送業者やサポート体制も含めて総合的に選ぶことがカギです。

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